ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマ
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2020年 年頭のご挨拶
明けましておめでとうございます。 

2020年 元旦
 
 2017年7月7日、核兵器の使用や威嚇はもとより、開発から保有に至るまでいかなる例外も認めることなく禁止する画期的な核兵器禁止条約が成立しました。世界で唯一の戦争被爆国として核廃絶のリーダーシップをとるべき日本は、米国から明確に反対するようにとの圧力のもと反対を表明しました。そのうえで、賢人会議を開催し核保有国と非核保有国の橋渡し役をするとアピールしています。<>

 昨年来日されたフランシスコ教皇は広島でのメッセージの中で「核戦争の脅威で威嚇することに頼りながら、平和を提案できるでしょうか」と述べられ、米国の“核の傘”に依存しながら橋渡し役を担おうとする日本政府へ警鐘を鳴らしました。

 また、教皇は「真の平和とは、非武装の平和以外にあり得ません」と述べられ、戦争の放棄・戦力の不保持・交戦権の否認を謳った日本国憲9条を強く支持されたと思います。禁じ手の改憲解釈で9条を骨抜きにした安倍首相はこのメッセージをどう受け止めたのでしょうか。

 今年は被爆75年。被爆者が高齢化し、小型核兵器の開発競争等で核戦争の危機が高まる中、何としても今年こそ核兵器禁止条約の発効を実現させたいと念願しています。私たち一人ひとりの力が集まり「市民社会の連帯」となった時、「核5大国」に代わる「第6の大国」として歴史を動かす力になると確信いたします。

 そのためにも、私たちNPOは長崎高校生平和大使の「微力だけど、無力じゃない」を合言葉に、「ヒバクシャ国際署名」など「今から、ここから、私から」できることに取り組み、一人でも多くの人に日本の核兵器禁止条約の早期批准を呼び掛けていきたいと決意しています。

本年も皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

NPO法人 ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマ


 
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特定非営利活動法人 ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマ(神奈川県総第1026号)