ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマ
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2021年 年頭のご挨拶
明けましておめでとうございます。 

2021年 元旦
 
 2021年は正月から、人類と地球の今と未来にとって二つの大きな潮目を迎えることとなりました。<>一つは、20日に予定される米国バイデン大統領の就任です。もう一つは、2017年7月に国連で採択された「核兵器禁止条約」が、昨年2020年10月をもって批准した国と地域が50に達したことにより、この22日に発効され核兵器を非人道兵器として法的に禁止する国際条約が誕生することです。

 私たち、NPO法人ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマは、前身の任意団体の時代から一貫して核兵器の廃絶を目指して活動してきました。本年1月22日に大きな節目を迎えることとなり、今後は発効される「核兵器禁止条約」の実効性を高める運動に尽力して参ります。現在51の国と地域が批准する同条約に、すべての国が批准するため唯一の戦争被爆国である日本が同条約に参加し支持するよう働きかけます。日本が批准となれば、国際社会に与える影響は大きく、同条約の実効性は一気に高まります。先ずは、今年末にオーストリアの首都ウィーンで開催が予定されている同条約の第1回締約国会議に日本がオブザーバー参加するよう世論を喚起していきます。

 次に民主主義の復調であります。トランプ大統領在任中に世界の為政者に広まった自国優先思考によって民主主義は大きく後退しました。スウェーデンの調査機関によると、2019年時点で民主主義の国と地域は世界で87に減り、逆に非民主主義の国と地域は92に増え、民主国家の数が非民主国家を下回るのは18年ぶりということです。基本的人権の尊重、国民主権、権力分立という民主主義の基本原理を保持する民主国家とは言え、日本でも国会審議の前に閣議決定という行政権が幅を利かせ人事も含めて内閣に権力が集中する様子は健全とは言えません。国の内外を問わず、民主主義を損なう動きに対して私たちは従来にもまして敢然と声を上げていきます。何故なら民主主義は与えられるものではなく、主権者一人一人の現実の言葉と行動によってのみ成り立つからです。

 一人一人は、微力ではありますが、決して無力ではありません。

 以上、人類にとって‘‘勝負の10年‘‘というべき2030年を目指し、大きな潮目となる2021年の年頭に当たり、本年5月3日に二十歳を迎える私たちNPO法人ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマのご挨拶とさせていただきます。

 本年もどうぞ宜しくお願い致します。
NPO法人 ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマ
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特定非営利活動法人 ニューヒューマニズム・フォーラム・ヨコハマ(神奈川県総第1026号)